偏愛から深める「わたしと社会」の問い 展 – キュレーション型創造ゼミ　ドキュメント展示 –

Photo: Shinichi Ichikawa

マイナビアートスクエア（略称：MASQ）はこの度、2024年9月13日（金）から28日（土）まで、 『偏愛から深める「わたしと社会」の問い 展 – キュレーション型創造ゼミ　ドキュメント展示 – 』を開催します。
本展は、マイナビアートスクエアが5月24日から6月21日に開催した連続講座『アートをめぐる思考と情報整理のプロセスを学ぶ5日間　「わたし⇄社会」を考えるキュレーション型創造ゼミ』のアーカイブと成果物を一覧するドキュメント展示です。 講座は、MASQのアドバイザーを務める伊藤亜紗氏、ドミニク・チェン氏、山峰潤也氏の3名によるリレー形式で、15名の受講者を対象に5週間にわたって実施されました。講座内では、参加者が自身にとって大切なことや困難を感じることなどそれぞれの「切実さ」を丁寧に見つめ、その関心領域における自分なりのテーマを発掘しました。その個々人の「偏愛」からなるテーマをもとに、問いが近しい3人ずつのグループを作成し、問いをさらに深化させ、最終講義では、「わたしと社会」の問いに関連するアート作品やプロジェクト調査の上で自分たちなりの架空の展覧会企画を構想しました。

本展のキュレーションは株式会社NYAWが担当し、キービジュアルを含むグラフィックはいすたえこが担当しています。会場では、講座各回のサマリー展示や、各グループが作成した架空の展覧会企画をカタログとして展示します。また、自身の関心や問いを具現化するまでのプロセスを追体験すべく、来場者が偏愛マップや企画書を作成できるコーナーが設置されます。 本展が新たな「問い」との出会いに繋がる機会となれば幸いです。ぜひご注目ください。

講座の様子

【偏愛から深める「わたしと社会」の問い 展 – キュレーション型創造ゼミ　ドキュメント展示 –】の開催を前に、2024年3月12日に開催されたシンポジウム『アートで考えるラボ会議「はたらくってなんだろう」』の一部を限定公開！
伊藤亜紗さん＆ドミニク・チェンさん＆山峰潤也さんによる、「はたらく」とはなにかや、アートと「はたらく」が作用する点などさまざまな議題を語り合ったこのイベント動画をチェックして、ぜひ展示に足をお運びください！